miércoles, 28 de septiembre de 2011

ゼネストの行進

爆竹の音は全てのデモ行進につきものだが、路面を伝わって腹をえぐるようなダイナマイトの音がドーンとくると、ああ鉱山労働者がいるのだと実感する。この音がしはじめると、紛争のトーンが変わったという感じがする。

今朝Radio ErbolでAmalia Pandoが指摘していたが、ボリビアのゼネストというのはむしろ人々が抗議のデモ行進に繰り出すストライキだ。11時半頃、エルアルトからラパス市内に下りてきていた隊列が中心部に到着したので見に行ったが、予想外の規模の行進で、ラパスの目抜き通りは上りと下りが、いっとき全てデモ隊で埋まってしまった。予想外というのは、高地先住民の農民組合(CSUTCB)やエルアルトの各種組合組織(COR、FEJUVE)という本来の抗議行動の主役が、内部で見解が割れているため参加していないからだ。

大統領府や議会など政府関係の建物のあるムリーリョ中央広場(坂の上の方)の手前を通り、そこから折り返してくる隊列。遠くムリーリョ広場の入り口は警察が隊列を組んでガードしているのが分かる。手前のカマチョ通りを左折し、カマチョ市場の角を右折して、プラド通り(目抜き通り)に入り、下の方のエストゥディアンテ広場を回って再度目抜き通りを上がり始める。ちなみにデモ隊の先頭は、もうしばらく前にサンフランシスコ寺院前広場に到着して陣取っている。

そのままくるっと反対側を向いて、プラド通りを上がってくるデモ隊。鉱山労働者や建設労働者などはもう行進を終えていて、この辺りは住民組合連合や様々な機関の労働者が続き、その後ろに大学生たちがいる。

 
サンフランシスコ寺院の奥にあるランサ市場の4階から、目抜き通りを上がってくる方のデモ隊を見ると、どれくらいの規模だったかが実感される。既に行進が終わった組織は右後方に陣取っていて、まだデモ隊の後ろの方は目抜き通りの下の端を回っている。

中心に陣取るのは常にボリビア鉱山労働者組合連合(FSTMB)。良くも悪くもボリビア中央労連(COB)の中心には常に鉱山労働者がいる。1952年革命以降の既得権益にしがみついているという面もあるが、実際に命を縮めて働いていることが生む倫理的な力のようなものがあると私は思っていて、鉱山労働者が出張ってくると抗議行動のトーンがやはりガラリと変わる。
ちなみに各組織の公式見解は関与した大臣全ての辞任を要求することなのだが、実際に行進している人たちは大統領と副大統領を刑務所に送れと叫んでいる。この両者を併せみたあたりに全体のトーンがある。

デモの終着地点であるサンフランシスコ寺院の鐘。たまたまここですれ違った友人がボソッと、今日の鳴らし方は村に問題や不幸が起きたときの鳴らし方だ、とつぶやいていた。

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