domingo, 24 de julio de 2011

ニワトリとタマゴとアイマラ語

今日は朝一番に、うちのおばあちゃんが「あのメンドリをよく見ていてくれ。その代わり後を付けていると気づかれないようにね」と言われる。"Estaría t'uqureando"だからと。これはもともとt'uquñaという「鳥が卵を産む」という意味のアイマラ語の動詞から来ている。ちなみにthuquñaは「踊る」になってしまうので要注意(実は私はそのメンドリがやたらバサバサ羽を動かしているからそういうことかと最初思い込んでいた)。
(注:t'は破裂させる子音、thは空気を入れて発音する子音です。)

鶏は気付かれないように結構遠くに行って卵を産むらしい。最初に家の建物のそばで一心不乱にエサのトウモロコシをついばんだあと、かなり警戒してウロウロしながらなかなか進まない。ちょっと違う方向に行ってみたりもする。フェイントか。
しかしある程度離れると、いきなりスピードが速くなった。うちの豚さんが母と子たちでたわむれている横を通って進む進む。
隣の敷地に向かって、用水路を飛び越えて行った。
この隣の敷地は普段は不在で、うちのおばあちゃんが何かと面倒を見ている。うちの家族はdoctorだと言ったりもするが、うちのおばあちゃんとその孫はcaballero gente(kabayiru jintiと中間くらいの発音で)という名前を勝手に付けて呼んでいる(本名は知らないとあっさり言われた)。不思議なスペイン語だなと思っていたけれど、そうかアイマラ語でwiraqucha jaqiと言うと不自然ではないかもしれない。その直訳なのだな。
(注意:ウィラコチャ(wiraqucha、「コ」の音は口の奥の方で発音します)は自分より上の社会階層の人(主に白人・混血層)に対して使われる呼称ですが、元々はアンデスにおける神話的存在の一つを指す言葉だったようです。ハケ(jaqi、「ケ」の音は口の奥の方で発音します)は「人」なのですが、日本語の「人」と同じで(例:成人式)、「成長して一人前になった尊敬すべき人」というニュアンスがあります。)
「あの藪に行った!」と子供たちが叫んでいる。近づいてみると…、
確かに~。非常に目につきにくいところで件のメンドリがじ~っと卵を温めている。 
早速うちのおばあちゃんがやってくる。産んだ卵を全部孵すということはないらしくて(部分的に腐ってしまうらしい)、半分食べるために取っていこうということだ。なんと全部で21個も卵があって(そこまで気付かないとは何事かと孫がおばあちゃんに怒られた)、8個は下の方の茂みに落ちていた(ちょっとおっちょこちょいのメンドリなのだろうか)。まず親鳥を掴まえておいて、おばあちゃんが穴の中に手を伸ばしているところ。
孵りかかってしまった卵は食用にならない。そういう卵をq'ulluと呼ぶ。辞書には「腐った」とあるが、そうするともう少し意味の範囲が広いと思った方がいいかもしれない。似たような状況にある卵をまとめて、幾つか軽く割ってみる。うちの子は緑がかってくると言うが、むしろ中身自体は血がかった赤色だ。こうなってしまった卵は実は「万病にきくんだ」とおばあちゃんは言うが、そう言う(かつリューマチに苦しむ)おばあちゃんが率先してこれらを放り投げて捨てていた……。 

ちなみに、ジャガイモを乾燥させた保存食のch'uñuやtuntaと呼ばれるもの(後者は以前のエントリーに写真があります)は、前日から十分に水につけて十分に中までふやかしてから茹でないと、かたい芯が残っているものをいくら茹でてもふかふかにはならない。そういう芯がまだ残っているものをquluと言うのだった。「ごつごつしている」という感じのようだ。この二つの単語も発音が似ていて、ちょっと区別が大変かもしれない。

私は私で5月に来たときにヒヨコを6羽買って持って行ったのだけれど(順調に大きくなりつつあります…大きくなったら食べさせてもらうんだ!)、こちらはポネドーラ(ponedora)と言って卵を産むだけで孵らない。今回の鶏はクリオーリャ(criolla)で、3週間から3週間半で卵が孵ると言う。またヒヨコが増えるか。楽しみだなあ。

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