domingo, 22 de abril de 2012

アンデスの食材と料理について二題、など

アンデスはカントゥータ(kantuta)の花がきれいに咲きそろう季節、つまり冬の入り口に入っています。

チチカカ湖で獲れる魚にはイスピ(ispi)という小魚があって、私はカラチ(k'arachi、「カ」は口の前の破裂音)と並んでこの魚が大好物。
…なのだが、今回買い物をする時に、ちょっと勘違いをしていたことに気付きました。

右側の手の上に注目すると、この魚、まずは内臓を取り出さないといけないのだが、腹いっぱいに白い寄生虫が入っていることがある。これはうちの家族によるとセルコ(sillq'u、「コ」は口の後ろの破裂音) と呼ばれるもので、うっかり家の動物とかが食べてしまうと内側から内臓を食い荒らしたりする厄介な寄生虫だとのこと。

何を勘違いしたって、今日は私は市場を歩きながら「こっちの魚の方が大きい」と思って買ったのですが、その大きさはこの寄生虫によるもので、量り売りなんだから、寄生虫に金を払ってしまったようなものじゃないかと思って、反省していたのです。腹が妙に膨れているイスピは要注意です。(ちなみにこの寄生虫はイスピにしか付かないらしい。)

次に、塩を振って、アリーナ・アマリーリャ(harina amarilla)というトウモロコシの粉をまぶして。ちなみにニンニクをすり込んでもいいのだが、うちのおばあちゃんはニンニクが嫌いなのでシンプルに。

フライパンで油で揚げると、これが香ばしくて、本当に美味しいのです(出来上がりが後ろ)。


ちなみに今日覚えたことをもう一つ。下の写真はカヤ(kaya)と呼ばれるオカ芋(oca)から作る乾燥芋=チューニョ(ch'uñu、「チュ」は破裂音)なのですが、これは茹でると独特の匂い(干し草のような匂い、あるいはウ○コみたいな匂い)がするので、現地の人でも苦手な人が多く、私は好きだというと驚かれることもあります。
今日そのカヤを食べていて、「しかしそれにしてもこれは何とも絶妙に美味しいじゃないか」と思って、お替わりをしに行くと、鍋が写真のようになっている。つまり牧草を下に敷いて、そこに水を入れて、上にカヤを入れることで、草で蒸し上げたような感じになって、独特の臭みが抑えられて風味が広がり柔らかくなるのです。ははあ、これはすごい知恵だなあと思って、感心してしまった。

アイマラ語ついでにもう一つ。下の男の子が遊んでいるのは、足に紐を括り付けて、片足でボールを回して何回飛び続けられるかという遊びで、これは「パタ・パタ(pata pata)」と言うのだそうです。

私が去年買ったニワトリたちはだいぶおばあさんになりつつあるようで、元からいたニワトリがまたヒヨコを生み(かつてブログに登場したヒヨコたちは全て雄鶏になってしまったため、既に全羽食べられてしまいました)、おばあちゃんの息子が二か月前にヒヨコを買ってきて、僕も二週間前にヒヨコを買ってきました。(私は首尾よく市場のおばちゃんが間違えたのをそのままにして、六羽のところを七羽もらってきたのだけど、一羽弱って先週死んでしまった。首に毛がないカラ・クンカ(q'ara kunka、最初の「カ」は口の後ろの破裂音)で気に入ってたのに。

こうやって、アンデスでの私の生活の新たな一年のサイクルがまた始まろうとしています。

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