sábado, 14 de septiembre de 2019

ケチュア語モノリンガルの子どもたちと最先端の子ども向けアニメ

 
スペイン語との二言語化が進むアンデス高地の農村でも、いまだに子どもたちはケチュア語のモノリンガルとして育ち、後から学校などの場でスペイン語を身につけていくということが、指摘されている。私がなじみがある村もそうだ。

そこで先日、ちょっとおもしろい場面に遭遇した。幼稚園の授業自体はすべてケチュア語で行われるのだが、授業前の時間にスペイン語の子ども用番組を見せている。最初は何を言っているか分からないから、子どもたちもほとんど関心を示さないのだそうだが、だんだんと身振りと言葉が対応していることが分かってきて、それを通じてスペイン語を覚えてしまう。ほとんどの家にテレビは存在しない中で(皆が携帯は持っているのに!)、学校につい最近導入されたテレビとDVDプレーヤーは、子どもたちにとって、新しいスペイン語習得の場になっている。

この場合の『ドーラ』もそうだし、他には『ペッパー・ピッグ』もそうなのだが、子ども向けの教育アニメには最先端の教育技術が凝らされていて、これが多言語展開されていく。新しい時代の影響は、アンデス高地の村でもひしひしと感じられつつ、でも人々はケチュア語を使い続けるから、私は早くできるようになりたいと思って、努力をし続けている。




(注)一番上の写真で、私はこの間ずっと村の中を小川が流れているだけだと思っていたのだが、これはインカによって周到に流路が作り変えられているのだそうで、要所要所で向きを変え、くぼみができるようにし、そこを石で囲って、モラーヤ(ジャガイモの保存食、最後に水にさらす)を各家がそこで作れるようにしているのだそうだ。クスコ市内でカルメン・エスカランテ氏に教えていただきました。

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