martes, 12 de marzo de 2013

研究者のためのラパス本屋案内

ある研究仲間からのリクエストがあったので書いてみます。

ボリビアの出版事情の厄介なところは、大学の紀要やワーキングペーパーを手に入れるのが意外と厄介だったり、その日にその場所にいないと手に入らなかったり、道端の売店で売られる重要な出版物があったりもすることですが、それはちょっとマニアックすぎるので、まずは標準的な辺りで。

1.Plural社直営の本屋
 Sopocachi地区のRosendo GutiérrezとEcuadorの角にある。文学、歴史、社会科学などの分野で、いまボリビアで最も精力的に重要な著作の出版を続けている出版社。それ以外の出版社の本や大学の紀要も部分的においてある。かつて存在していたhisbol(しばらく前に潰れた)という重要な出版社の本の在庫を全部引き取ったことでも知られている。

2.Yachaywasi
 Plaza del Estudianteからラパスの目抜き通り(Av. Arce)をほんのちょっと下りたところに左に折れる行き止まりの小道があり、その奥にある。曲がるところにお店の看板が出ている。ラテンアメリカ域内で出版された書籍にボリビア国内では最も強く、ボリビアに住んでいると重宝する。しかし、ボリビア国内の出版物の品揃えに波があるのが弱点。でも寄ってみるべき重要な本屋。

3.Librería Akademia
 Yachaywasiのすぐ近く、UMSAのビル(モノブロックと呼ばれるやつ)の正面やや右側にAkademiaという本屋さんが最近できていて、ボリビア国内の出版物を比較的よく揃えている。半地下に入っていく小さな店構えなので、油断すると見逃す。

4.Escaparate Cultural
 Plaza del Estudianteから6 de agosto通りを下りていき、最初のAspiazu通りの交差点を過ぎて半ブロック程下がったところにある。ボリビア国内の出版物の品ぞろえがよく、「この本まだあったんだ!」という本が見付かることがあるが、時期による波がある。

5.Los amigos del libro
 Plaza Murillo(ラパスの中央広場)の上の辺(へん)からミラフローレス地域に向かう方角に半ブロック戻ったところにある(通りの名前がすぐに出て来ないので変な言い方ですみません…)。昔はラパス市役所の傍にあったのだが移転した(このことを知らない人がまだ結構いるので注意)。かつて重要な出版社だったのだが、創業者が亡くなった後は在庫を捌くだけになってしまったらしい。でもボリビアで出版された古めの本が置いてある。この本屋の対面にGisbertという本屋もあり、本がどれだけ置いてあるかが時期によって変わるのだが、併せて覗くといい。

6.Fundación Xavier Albó
 先住民関係の社会科学と歴史の本を出版している。かつてはCIPCAというボリビア最大の農村開発NGOの出版局だったのだが、自立した。C. ChacoのOstriaとの角にあるが、タクシーで行く場合は運転手にCancha San Luisと告げると理解してもらえる(建物の向かって反対側にある)。角にある白と青色の建物を入って二階へ。建物正面の鉄格子の扉は中に手を突っ込むと開く。Ichiban Hotelの場所が分る場合は、そこからLandaeta通りを上って最初に左に曲がる角(すぐ)を曲がって急斜面を上ったところにある交差点の角。ここの図書館はボリビアで調査をする研究者が必ずと言っていいほどお世話になるところ。
 ちなみにCancha San Luisからのイリマニ山の眺めは素晴らしい。

ちょっとマニアックなことを書きくわえておくと、サンフランシスコ寺院からラパスの目抜き通り(場所によって名前が変るがこの辺りはAv. Montesと呼ばれる)を上っていくと、右側に古本を扱う屋台が並んでいる(これもかつては現在のMercado Lanzaにあったものが市場の建物の新設に伴って移転した)。そして、逆に下に行くと、この目抜き通り(こちら側はAv. 16 de julioと呼ばれる)とAv. Camachoの間にPasaje Nuñez del Pradoというチョケヤプ川を埋め立てた上に古本の屋台が並んでいる一角があって、そこの一番上側で開いている店が社会・歴史・文学関係に強く、私は個人的にずっと贔屓にしている。通い続けていると、こっちの好みが分ってきて、「こんなのがあるよ」と置くから出してきてくれたり、探してきてくれたりする。

また、8月のどこかで二週間にわたって国際書籍市(Feria Internacional del Libro)が開催されて、そこには主要出版社に加えて大学や様々な社会団体も参加するので、ものすごい人出で消耗したりもするのですが、手っ取り早い。時期と場所は近くなったところで「Feria Internacional del Libro」と開催年でググると出てくるはずです。また、社会思想や人類学関係は8月末に国立民族学・民俗学博物館(Museo Nacional de Etnografía y Folklore, MUSEF)で開催される民族学年次大会(Reunión Anual de Etnología)に出る出店をチェックするのが役に立ちます。

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