miércoles, 25 de julio de 2012

『アイヌ民族』副読本 修正問題(資料)

ここしばらく問題になり続けていた『アイヌ民族』副読本の修正をアイヌ文化振興・研究推進機構が決定し、執筆者らを含めた強い反対が表明された結果これが撤回された問題で、そもそもの修正箇所の一覧がインターネット上に見つからなかったのですが、ツイッター上で成田英敏@asirsoさんから丁寧な情報提供を頂きました。他の方々の役に立つかもしれないので、以下に転載します。
参考資料:
北海道新聞「アイヌ副読本 全面見直し撤回へ 推進機構」(7月25日)
北海道新聞「(社説)アイヌ副読本 混乱招いた定見のなさ」(7月19日)
北海道新聞「書き換え部分を復活へ アイヌ民族副読本 推進機構が陳謝」(7月17日)
アイヌ民族情報センター活動誌ホームページ

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副読本『アイヌ民族:歴史と現在-未来を共に生きるために-』修正表


〈中学生用〉
1.P14 [現行] アイヌの少年が注文したマキリ(小刀)のことで和人の鍛冶屋と言い争いになり、鍛冶屋がアイヌの少年を殺してしまったことである。
[修正案] アイヌの男性が注文したマキリ(小刀)のことで和人の鍛冶屋と言い争いになり、鍛冶屋がアイヌの男性を殺してしまったことである。


2.P22 [現行] 政府は蝦夷地を北海道と改称し、一方的に日本の一部として本格的な統治と開拓に乗り出した。 
[修正案] 政府は蝦夷地を北海道と改称し、本格的な統治と開拓に乗り出した。


3.P26囲み [現行] しかし、アイヌの人たちが北海道だけではなく日本各地に住むようになっているにも関わらず、この政策は国ではなく、北海道が行うため、これらの制度は北海道内だけで実施されるという矛盾を生んでいる。
[修正案] しかし、アイヌの人たちは北海道だけではなく日本各地に住んでいるが、これらの制度は北海道内だけで実施されている。


4.P28 [現行] 現在、日本国民には、和人、アイヌ民族、ウイルタ、在日韓国、朝鮮人、さらには世界の各地に出自を持つさまざまな民族が含まれている。 
[修正案] 現在の日本国民には、先住民族であるアイヌ民族や世界の各地に出自を持つさまざまな人たちが含まれているからである。


5.P42年表 [現行] 1854(安政元)年 日露和親条約締結 
[修正案] 1855年(安政元)年 日露通好条約締結


〈小学生用〉
6.P14 [現行] カムイは、日本語の神や仏のように、人間の上に立つ「えらい者」として、ただ「おがむ」というものではなく、いろいろな役わりを果たすために自然や物にすがたを変えて人間の世界にいるものだと考えていたのです。
[修正案] アイヌの人たちは、カムイは人間の役に立つために自然や動植物、物にすがたを変えて人間の世界にいると考えたのです。


7.P27 [現行] アイヌの少年 
[修正案] アイヌの男性


8.P34 [現行] 1850年ころ、北海道のほとんどの場所に、アイヌの人たちが住んでいました。しかし、1869年に日本政府は、この島を「北海道」と呼ぶように決め、アイヌの人たちにことわりなく、一方的に日本の一部としました。そして、アイヌ民族を日本国民だとしたのです。しかし、日本の国はアイヌ民族を「旧土人」と呼び、差別し続けました。
[修正案] 1869年に政府は、それまで蝦夷地と呼んでいた島を「北海道」と呼ぶように決めました。この時、北海道には多くのアイヌの人たちが住んでいましたが、政府はアイヌの人たちを「平民」として戸籍を作り日本国民としました。しかし、アイヌの人たちを「旧土人」と呼び差別的な扱いをしました。


9.P40囲み [現行] こぼれ話 
[修正案] 削除


10.P41 [現行] ・・・抗議してきました。アイヌ民族のうったえによって1997年に②だけは「アイヌ文化振興法」とよばれる法律になりました。 
[修正案] ・・・抗議してきました。1997年に②だけは「アイヌ文化振興法」とよばれる法律になりました。


11.P47写真 [現行] 写真3-14: 国連「世界の先住民の国際年」・・・ ・・・世界中の人が集まって話し合う場で、毎年多くの先住民族と会議を開いたり、文化交流を深めてきました。そして、世界70カ国以上・・・
[修正案]  写真3-14: 国連「世界の先住民の国際年」・・・ ・・・世界の国々の代表の人たちが集まって話し合う場で、毎年多くの先住民族が集まって開かれる会議に参加したり、文化交流を深めてきました。世界70カ国以上・・・

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