なので、8月の初めには様々なグループがメサというものを作って捧げる。日本語にすると「供壇」になるだろうか。織物(今回僕が一緒にいた人たちはwiphalaというアンデス先住民の七色の旗を使っていた)の上に、紙を敷いて、その上に砂糖菓子や銀など各色のヒラヒラを配置する。そしてリャマの胎児のミイラを飾り付けたものをその上に配置する。そこに来た人々は、コカの葉をきれいなものを四枚選んで願い事とともにメサの上に置いて、砂糖を一掴みふりかける。
外に薪の段が作られていて、そこに持っていくと、その周りにアルコールを四隅に振りかけて、火をつける。僕はアンデスの農村の伝統音楽を演奏する人たちと一緒にいたので、その演奏を聴きながら、炎が立ち上がるのを見ていると、ラフな感じでおしゃべりをしながらそこにいる人たちの間に、何かが走り抜けるのを感じるような気がする。大地との結びつきを取り戻す感覚、というのかな。最初は厳かな曲を、次は踊るための曲を演奏して、皆で輪になって踊った。
(ここはグループによって違う。僕は去年は別の人たちと一緒にいたのだけれど、そこでは火の周りを輪になって皆で回りながら祈りを捧げるという形だった。)
mesaの燃え具合によってその後を占う。consistenteに燃えているのがよく、当然二つに割れたりするとよくない。今回は燃えるのに時間がかかったので、願いが叶うまでに忍耐が必要かなあ、とか言っている。一緒にいる人々の間での雰囲気も、大事なことらしい。
それにしても、僕が一緒に仕事をしていて去年これを一緒にやったグループは、今年やる気配がないぞ...。
No hay comentarios.:
Publicar un comentario