ラパス市とエルアルト市に雹と雨が降り吹き荒れた翌日、アルティプラノ(高原)の空気は澄み渡り、街を取り囲む山系は一面が白い雪に覆われている。
カトリックでは、セマナ・サンタ(聖週間)が始まるところで「ラモス」という日が設定されているらしく、その大きな市が、今週末の日曜日からエルアルト市の郊外に立つことになっている。本当は来週の日曜日のはずなのだが、ボリビアはそこに地方選挙がぶつかっているので、市を一週間早く開催するのだと言う。(場所はRío SecoからEx-trancaを通り越したその先にある。)
ここで久しぶりに出会ったのが、チチカカ湖の魚の料理でもう一つ重要な、この下の写真の料理。これは石を熱しておいて、取れたての生きている魚をそこで焼いて、焼き上がった魚を塩(とトウガラシ)に浸けておくものだ。 名前をこれまで認識していなかったのだが、マピ(map'i)と呼ばれるらしい。
(追記:……と、一つの家族のお母さんは言ったのだが、別の家族のお母さんはこれはパピ(p'ap'i)だと言う。こっちのお母さんはチチカカ湖の周辺の出身なので、そっちが正しいのか?うーん……)
このマピ、パンと食べると美味しいということで、 今日はラハのパンを買う。ラハ市はエルアルト市からオルーロ市に向かう街道沿いの郊外にあり、この街のパンは独特な味で皆に愛されている。なんでも、バターを使わずに、小麦粉と膨らし粉と水だけで作るのだそうで、なるほど素朴だが飽きのこない味だ。
ちなみに、このペヘレイのマピは頭や骨も私はそのまま食べてしまうが、うちの家族は皆が「信じられない」と言いながら私を見る。また、これは内臓をそのままに焼いて浸けてしまうので、その苦味が独特の味わいを添えてくれるが、うちの家族の「妹」たちは内臓が嫌いだと言って、この品があまり好きではないようだ。
下の写真のようにジャガイモやトゥンタやチューニョをふかしたものと合せてもおいしい。下はトゥンタをふかしたものと一緒に食べているところ。
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