鶏肉の唐辛子ソース(ají de gallina)はペルー料理の定番とも言える。でもその作り方は、意外と簡単で、黄トウガラシのペーストさえ手に入れば、日本にいても作れそうだ。
恒例のお昼ご飯シリーズをもう一つ。このアヒー・デ・ガジーナを作るのを、横で見ていた記録を残しておこう。
まずは鶏肉でストック(だし、caldo)をとっておく。そのときにセロリも入れておくのがポイント。 鶏肉は細く裂いておくことが多いと思うが、もっと大きなかたまりで残しておいてもいいのだそうだ。
黄トウガラシの種を除き、細長い片(trozos)に切り分け、ニンニクと一緒に油で炒める。
炒めた黄トウガラシとニンニク、セロリ、ストック(だし)をミキサーにかける。
その間に、水に浸しておいたパンを取り出し、水けを絞る。
同時に、千切りにしたタマネギを炒め始める。ここで、会社の名前で「シバリータ(sibarita)」と呼ばれているのだが、パリーリョ(palillo、ウコン)の粉末を入れている。
シバリータというのは、色々な形態で市場や雑貨屋で売っているが、例えばこのようなものだ。この使い方がやや不思議で、黄トウガラシの色が十分に出てくれないときに、色づけとして使うのだそうだ。特にこれで味に何かを足すわけではないのだと。
先の水に浸したパンをミキサーに加えて、少量のピーナッツ(スペイン語ではマニーmaní)も加える。パンを入れるのは、ソースに厚み(とろみ)を加えるため。
(注:スペイン語では、このスープやソースの「とろみ」のことをespesuraと言う。ちなみに日常的なスペイン語では、「しつこい」人や「重い」人のことをespesoと言う。)
タマネギを炒め上げたところにミキサーの中身を注ぎいれる。沸騰するまでは鍋にひっつき易いので、かきまぜ続ける。
鶏肉を入れるのは、もう最後の段階で。
そしてもう出来上がりだ。シンプルで美味しくて、ありがたい。
レタス、トマト、茹で卵、オリーブと一緒に皿によそって、頂くことになる。これも飽きないペルー料理の定番の品だ、と思う。
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