空港の建物の改築が進んでいるにもかかわらず、相変わらず鄙びた感のあるボリビア・ラパス市のエルアルト国際空港。それでも朝一番には国内線と国際線の、ともに比較的小型のジェット機が頻繁に発着する。
夜明けと前後して、アビアンカ航空のボゴタ行きとアメリカン航空のサンタクルス経由マイアミ行きととが出発していく。
ボリビアの中軸を構成するコチャバンバとサンタクルスとの間は、国内線が頻繁に飛び交い、その合間に他の県都(スクレ、タリハ、コビハ、ポトシ)などとを往復する便が出る。朝は特に出発が集中するので、国内線の航空会社のチェックインカウンターは大慌てで殺気立つ。(列の割り込みも続出して口論も多発する……。)
ペルーのリマ行きは一日に何便もあるのだが(ラン航空が夕方や深夜に来ている)、アビアンカ航空(かつてのタカ航空)のリマ行きは、その朝の大慌てが一段落した頃に出ていく。
その後がペルーのクスコ行きの出発になる。まずクスコからペルービアン航空が到着すると、それを受けるようにしてボリビアのアマソナス航空がラパスからは先に出発する。クスコ―ラパス線は観光客が主体の路線だ。観光客の流れとしてはクスコからラパスに向かう方が多いため、ラパスから乗ると飛行機がかなり空いていることが多い。
長いことボリビアの航空会社が週に三本ほど飛んでいる時期が続いていたのだが(しかも、リョイド航空のときもアエロスールのときも、それぞれの会社が倒産してしまい、この便が存在しない時期があった)、今ではペルービアン航空とアマソナス航空が両方毎日飛び、ペルービアンはそのままリマまで接続し、アマソナスはスターペルー航空と提携してリマまで接続している。航空会社間の競争があると料金が比較的安くなるので、この状況が続いてほしいなと私は思っている。
本来この二つの便の出発は30分ほど離れているのだが、アマソナスがクスコ空港周辺の濃い雲で着陸できずにモタモタしている間に、ペルービアンにすぐ後ろにつけられていたようで、クスコ空港への到着はほぼ同時になってしまった。
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