miércoles, 1 de septiembre de 2010

引きこもり

藤田護におすすめの職 最下位:外交官 第3位:魚屋 第2位:ソwムwリwエw 第1位:ヒッキー
http://shindanmaker.com/42590 #11Fsy
色々と試してみたら結構安易な感じの診断が繰り返されていたことに気付くけれど(もちろんそういうものよね)、でもこの最下位と第一位は考えさせられる。たまたまにしては上手くできすぎてないかい?
 まず簡単な方から。そもそもボリビアの日本大使館で働いていたから、(広めの意味で)外交官だったじゃんっ!と突っ込みたくなるところなのだけれど、中学生の頃、いわゆる「帰国」でオトナの話を適当にかわすのが上手だった僕は、「外交官が向いているわよ〜」という周囲のこれまた適当な意見をまともに信じて、本気で目指そうかと思っていた時期があった。ところが、高校の担任の先生に思いっきり強く反対された。「絶対に上と衝突して辞めて、それは周りの為にもならないから辞めとけ。それでもと言うなら、専門職(=ノンキャリ)の方にしておけ」と。今から考えると(そして実は当時もそう思ったのだが)、これはかなり的確に僕の何かを言い当てているかもしれない。
 さて、問題は「引きこもり」の方なのだ。最近のCLACSOが出している雑誌Crítica y Emancipaciónというラテンアメリカ社会科学の雑誌に、ボリビアの現副大統領のÁlvaro García Lineraによる記事がある。そこで彼は、何かを考えようとするならば、社会に関わろうとする時期(tiempo de acción)と引きこもる時期(tiempo de reflexión)の両方があると主張する。(マルクスやグラムシやラテンアメリカの何人かの思想家たちが念頭にあるようだ。)
Álvaro García Linera. 2010. "Elementos para pensar la reconfiguración del campo político boliviano." Crítica y Emancipación, Año 2, No.3, pp.293-306 (Buenos Aires: CLACSO).
 直接には書いていないが、彼の場合は、武装ゲリラEjército Guerrillero Túpac Katariに深くコミットした時代があり、その後の投獄の時代があり、その後の政治アナリストから副大統領へという時代があることになるのだろう。
 若干話のレベルが落ちるのだけれど、研究をしているときに「引きこもる」ことが重要で、僕自身にはそれが足りていないような気がする、言うならば外に出て行くときと引きこもるときのメリハリをもっとつけないと、この先に行けないのではないだろうかと漠然と思っていたときにこれを読んで、自分の課題を再認識し直したというのがある。現地調査をしているときは、それがなかなか難しいのだよね。
(ここから話の筋が若干ずれていくのだが、Álvaroは人類学系統のセンスがないと以前から言われてきた。この人から僕はボリビア政治の見方と戦略的に有効な言説の構成の仕方について多大なことを以前学んだし、この人を批判する人は彼ほどには戦略的な有効性を考えていないのだが、この批判については僕もその通りだと思う。なぜなのかをよく考えるのだが、自分自身の論理的な一貫性が崩れることを過剰なまでに嫌う、ということなのではないだろうか。文化的差異や社会的差異に敏感になるということは、自分を崩して矛盾を内に孕んで、それでももっと後ろのどこかで一本筋が通ってほしいと願う、そういう姿勢を必然的に伴うからだ。この立場の違いの両側からボリビアの社会において重要な様々な論点が生まれてきているのだ、という感覚が僕にはある(そしてそれはもっと広くラテンアメリカ全域に言えることかもしれない)。以前に書いた「2000年代ボリビアの左派アジェンダの検討」という論文は、この軸を巡っての考察というのが表に出ていないモチーフなのだが、今回ちょっと先に考えが進んだように思う。)
(それにしても、そろそろまた引きこもった方がいいかもよ、先生。)

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